実験テーマとその概要
実験テーマとその概要
2025年度のTEFSでは,次のようなテーマを用意しています.
参加する皆さんは,以下のAからFいずれか1つの実験を,グループに分かれて実施してもらいます.
テーマA, B, Dについては,タイトルをクリックすると詳細な説明がご覧いただけます.
テーマA
電子ブロックで体験する物理と研究最前線 ~電子回路を自分で作って動かそう~
現代の便利で快適な⽣活は、多様な電⼦回路によって支えられています。複雑な電子回路も、もとは基本となる機能をもったブロックの組み合わせで実現されています。このテーマでは、機能素子や配線のブロックを組み合わせて手軽に電子回路を作成できる、学研電⼦ブロックを参加者全員に配布し、⾝近にある物理現象や最新の研究につながる電⼦機器を⾃作・体験します。
- 参加可能人数:8名
テーマB
太陽電池でエコ発電 ~再生可能エネルギーの有効利用~
地上に降り注ぐ太陽光の量は、晴れや曇りといった天候の変化に強く影響を受けます。 太陽電池を使って、変動の大きい太陽光を電気エネルギーに効率良く変換するためには、実は、ある制御装置が用いられています。 この実験テーマでは、簡易的な制御装置をつくり、電気エネルギー変換を実際に体験してもらいます。
- 参加可能人数:8名
テーマC
「カメラなしで写真を撮る?」シングルピクセルイメージングで学ぶ光のふしぎ
本実験では、カメラを使わずに画像を再現する「シングルピクセルイメージング(SPI)」の原理と仕組みを体験します。使用するのは、1つの光センサーと複数の光パターン(マスク)だけ。被写体に様々なパターンの光を順に当て、そのときの明るさ(光強度)を記録することで、最終的に画像を再構成します。光の積分や情報処理の考え方を直感的に学べる内容で、光学・物理・数学が融合する先端技術の入り口を、分かりやすく体験できるプログラムです。
- 参加可能人数:8名
テーマD
大気圧放電プラズマでオゾンを発生させよう!
プラズマは固体・液体・気体に続く物質の第4の状態と呼ばれ、物質が電子とイオンに分かれた状態を指します。プラズマは放電によって簡単に作ることができ、物質創成や材料加工の分野では重要なツールとして使われています。この実験では、放電電極を自分のアイディアで設計・製作し、放電プラズマを実際に作ることを体験します。また、プラズマによってオゾンを発生させることで、プラズマの利用について学びます。
- 参加可能人数:8名
テーマE
オリジナルのカメラフィルターを作ろう! 〜画像処理とプログラミング入門〜
スマートフォンの普及により、誰でもカメラを持ち歩く時代になりました。多くのスマホカメラアプリケーションには、写真や動画の撮影時にエフェクトを付加する機能が搭載されています。このテーマでは、コンピュータとwebカメラを用いてオリジナルのカメラエフェクトの作成に取り組むとともに、基礎的な画像処理技術について学びます。
- 参加可能人数:10名
テーマF
ロボットのしくみを理解する ~書道ロボットを作ろう~
小型のロボットを自律的に動かすためのプログラミングを行い、所望の動作を実現させるまでの流れを学びます。人の腕を模したロボットに文字を書かせるためのプログラムの書き方を学び、実際にロボットに書道をさせるところまで体験します。
- 参加可能人数:8名