どんなことをするの? 


実験テーマとその概要
 下記のAからFのいずれか1つの実験を、グループに分かれて実施して頂きます。

A. 電子ブロックで体験する物理と研究最前線 〜電子回路を自分で作って動かそう〜
 現代の便利で愉快な生活の裏側では電子回路が活躍しています。ここでは参加者全員に学研電子ブロックを配布し,それを用いて身近にありつつも最新の研究に繋がる電子機器を自作・体験してもらいます。

B. エコロジーな発電装置を作ろう! 〜熱から電気を発電〜
 熱電変換は環境に優しいクリーンなエネルギー源!実際に市販の熱電変換装置にふれて,熱から電気を発電してみます。また,自分で熱電変換装置を設計・自作し,発光ダイオードの点灯や,モーターの駆動などの実験を行います。

C. 大気圧放電プラズマでオゾンを発生させよう!
 プラズマとは物質が電子やイオンに電離された状態のことです。プラズマには,電子とイオンの温度が大きく異なる状態を容易に作り出せるという特徴があります。このような状態を非平衡状態と言います。プラズマの様々な応用で,この非平衡状態がうまく利用されています。この実験では,大気圧プラズマを発生させるための放電電極を自分のアイディアで設計して製作してもらいます。自作した電極を使って生成したオゾンを計測し,非平衡状態の利用について体験します。

D. ロボットのしくみを理解する 〜書道ロボットを作ろう〜
 人間の腕の構造をまねした5つの関節を持つロボットアームに,筆を持たせて好きな文字を書かせます。コンピュータからロボットアームのコントローラに様々な命令を送ることで,ロボットの関節を自在に操ります。止め,跳ね,払いなどの筆使いを工夫して,達筆を競い合いましょう。

E. リモコンカーを作る 〜メカトロニクスとプログラミング入門〜
 自動車やロボットなどの動く機械には,センサやコンピュータなど様々な電子回路が搭載され,その働きによって制御されています。ここでは赤外線TVリモコンを用いて自在に走行できるリモコンカーを製作し,タイムトライアルレースに挑むことでメカトロニクスの世界を体験します。

F. 人間と競う人工知能を作ろう!
 人工知能とは,人間のようにものごとを考えるコンピュータに搭載された頭脳の事です。近年では,将棋の名人に勝つ人工知能などが作られ,話題になっています。将来的には,ドラえもんのようなロボットを作るためにも欠かせない技術です。対戦型ゲームを操作する人工知能を作って,実際に人間と競い合ってみましょう。