F. 携帯で動くアプリ開発

コンピュータはパソコンのほか,携帯電話,家電機器,ゲーム機, 自動車など我々の身の回りに多くの機器に組み込まれています. これらのコンピュータは実にさまざまな複雑な仕事をしています. コンピュータはなぜこのようにさまざまな処理ができるのでしょうか? それはコンピュータに対する仕事の指示はプログラムによって与えられており, このプログラムを変えることで処理内容を変えることができるからです.

パソコンは使用するアプリケーションソフトウェア (略してアプリといいます) と呼ばれるプログラムを入替えることで, 仕事に使ったり,遊びに使ったり,コミュニケーションに使ったり, いろいろな目的に使用できます. コンピュータはプログラムに書かれていることしかできませんが, プログラムを自分で作ることができればやりたい処理をさせることができます. 複雑なプログラムを作れるようになれば, コンピュータを思い通りに動かすことも可能です.

携帯電話に組み込まれているコンピュータもユーザがアプリを与えることで, いろいろな処理ができるようになります. 本テーマでは携帯電話で動く簡単なゲームの作成を通じて, コンピュータを自分の指示どおりに動かすことを体験してもらいます.

プログラムはプログラミング言語というもので記述されます. プログラミング言語はたくさんの種類がありますが, 本テーマでは Java というプログラミング言語を用います. ただしプログラミングに関する予備知識は必要としません.

本テーマではNTTドコモの携帯電話で動作するiアプリの作成を行います. 携帯電話がなくても作成したアプリはパソコンで実行することができるので, 携帯電話の持ち込みは必須ではありません. iアプリ対応の携帯電話があればアプリを携帯電話で動作させることもできます.

アプリケーション開発画面


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